2013年8月25日日曜日

棚田を見学をしに、姨捨へ

棚田、ってごぞんじですか? 山の斜面に棚のように水田を開拓し、そこで稲を育てる田んぼのことです。 今は、灌漑などの設備が整い、平地でも田んぼを作り、稲を育てることは、それほど難しいことではなくなりましたが、かつては、平野・平地に水田を作ることはリスクがかなり高いことでした。つまり、棚田の方が、稲を作りやすかったのです。 故に、当時の蘇我氏や藤原氏、もちろん天皇家も、棚田を制したものが世の中を制したのです。 しかし時代が過ぎ、昭和もどんどん時代が進んでいき、減反政策などもあって、棚田は廃れていきます。 平地で水田を営むことができるように成れば、それは棚田より楽です。しかも減反政策……。耕作放棄の棚田が増えてきたのですね。 しかし、棚田を残そう、日本の景観として素晴らしい、と立ち上がった方たちがいらっしゃいました。 その方々や、地元の人たちのお陰で、例えば、私が訪ねた姨捨は、とても素晴らしい景観になっています。 田毎の月、と評される、美しい風景。 里山資本主義という考え方も登場してきました。 棚田がこれからの経済を変えていく可能性も、十分にありますね。 一角獣